眼科 脳神経外科
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脳疾患を知る

4-4
診断

前述のような症状で受診し「くも膜下出血」が疑われる場合、まず頭部CT検査を行い、頭蓋内の出血の有無を調べます。頭部の代表的な検査はCTとMRIがありますが、それぞれ得意な分野があり棲み分けが異なります。

詳しく知りたい方は以下を参照してみて下さい

https://kuwana-sc.com/brain/113/

 

簡単に違いを説明すると、CTは「出血病変」・「外傷病変」に関してMRIより優位性があります。逆にMRIは「梗塞病変」・「腫瘍病変」・「脳血管病変」その他「その他細かい病変」に優位性があります。当院においても出血の可能性がある場合は、CTを優先しております。通常、CT検査を行えば、ほとんどのくも膜下出血の診断が可能です。しかしながら出血が「微量の場合」や「発症から時間が経過している場合」は、頭部CT検査では出血の有無の判断が非常に難しいこともあります。その場合は以下2通りの診断方法があります。

一つ目の方法は頭部MRI/MRA検査です。MRIの fluid-attenuated inversion recovery (FLAIR)という撮影法ではCTでは検出が困難な微量な出血の判定に威力を発揮します。またMRAでは脳血管を観察できますので、脳動脈瘤の発見につながります。

二つ目の方法は腰椎穿刺です。腰椎穿刺とは腰から針を刺して脳脊髄液を採取する検査を行い、脳脊髄液に血液が混じっているかどうかを調べます。

①頭部CT・・・第一選択 短時間でほとんどの出血性病変は診断可能です。
②頭部MRI・・ CTでは検出不可能な微量出血や時間が経った出血を検出可能です。
③腰椎穿刺・・ CTでは検出不可能な微量出血や時間が経った出血を検出可能です。

これらの検査によってくも膜下出血と診断されたら、出血源となる動脈瘤の場所を探す検査に移ります。動脈瘤を探す検査は3種類あります。体に負担のかからない順に説明しますと

①頭部MRA・・他の2つの検査と異なり、造影剤を使わずに脳血管を確認できる検査法です。しかし小さな動脈瘤を確認したり、動脈瘤の詳細な情報を得ることが難しいことも多いです。

②3D-CTA・・・造影剤というお薬を点滴してCTを行います。短時間で動脈瘤の多くの情報が得られますが、造影剤にはアレルギーを持つ方が一定数おります。

③カテーテル・・基本的には入院が必要になります。造影剤を用い、カテーテルを頭の血管の中まで入れるので造影剤アレルギーと脳梗塞の合併症リスクが存在します。しかし詳細な情報を得ることが可能です。

くも膜下出血の診断

検査
CTほとんどのくも膜下出血を診断
MRICTでは診断のつかない微量のくも膜下出血を診断可能
腰椎穿刺CTでは診断のつかない微量のくも膜下出血を診断可能

脳動脈瘤の診断

侵襲性解析度
MRI MRA安全動脈瘤の診断可能
3D-CTA造影剤アレルギーリスク周囲血管との関係が詳しく分かる
カテーテル造影剤アレルギー・脳梗塞リスク 入院周囲血管、穿通枝と詳細な情報が分かる