眼科 脳神経外科
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脳疾患を知る

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頭部外傷-各論(急性硬膜外血腫)-

強い力が頭部に急激に加わり、硬膜の外側と頭蓋骨の内側の間に生じた血腫です。(部位については前章の急性硬膜下血腫を参照)頭蓋骨線状骨折や陥没骨折に伴うことが多いですが、骨折なく起こることもあります。骨折により主に硬膜を走行している動脈を損傷してしまい、その動脈から出血することによります。

  • 症状

受傷の程度が強ければ受傷時から意識障害が生じますが、最初は意識がしっかりしているにもかかわらず、数十分から数時間の時間経過で意識障害が急激に出現し進行することもあります。lucid intervalといい「元気に話をしていたのに、気づいたときには」の状態です。そのほか、頭痛、嘔吐、不穏、けいれんなどが生じることもあります。

  • 検査

頭部CTで評価します。頭蓋骨骨折の状況、ならびに硬膜外血腫の場所・血腫量、脳への圧排程度を評価することができます。数十分から数時間の経過で急激に症状が悪化することもあり、その都度CTによる評価を行い、手術が必要か検討する必要があります。

  • 治療

血腫量が軽度で、血腫の増大傾向がなければ点滴等で様子をみます。しかし血腫が急激に増大して脳への圧迫が強い場合は、緊急手術を行います。手術は、開頭して硬膜外血腫を除去し、硬膜や頭蓋骨の出血部位を止血します。脳実質の損傷が少なければ、速やかに適切に治療を行うことで回復が期待できますが、進行が著しい場合や対処が遅れると、二次的に急速に不可逆的脳損傷が起こり、後遺症を残すことや、救命困難となる場合があります。