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眼科 脳神経外科
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脳疾患を知る

8-2
群発頭痛-診断基準と分類-

診断基準

A.B ~ D をみたす発作が5回以上ある

B.未治療で一側性の重度~極めて重度の頭痛が、眼窩部・眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に、15―180分間持続する

C.以下の1項目以上を認める

①頭痛と同側に以下の症状あるいは徴候の1項目を伴う
a.結膜充血または流涙(あるいはその両方)
b.鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
c.眼瞼浮腫
d.前額部および顔面の発汗
e.縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)

②落ち着きのない、あるいは興奮した様子
D.発作時期の半分以上においては、発作の頻度は1回/2日‐8回/日である
E.ほかに最適なICHD-3 の診断がない

日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会 訳:国際頭痛分類 第3版

分類

発作頻度によって反復性群発頭痛と慢性群発頭痛に分類されます。反復性群発頭痛は発作が7日ー1年間続く群発期があり、群発期と群発期の間には3ヶ月以上の寛解期があります。慢性群発頭痛は寛解期がないか、または寛解期があっても3ヶ月未満です。

鑑別

群発頭痛類似の頭痛を起こす疾患としていくつか注意すべき疾患があり、画像検査等所検査により確実に否定する必要があります。脳腫瘍では下垂体腺腫、髄膜腫、海綿状血管腫などが群発頭痛様の頭痛発作を引き起こします。鼻腔内の腫瘍では鼻咽頭癌。脳の血管の病気ですと巨大脳動脈瘤、脳動静脈奇型が引き起こします。その他上顎洞の異物、アスペ ルギローマなどが報告されていますので一度は詳細な検査を行う必要があります。

 

当院は静岡県伊豆半島に開院した脳神経外科専門医・眼科専門医・脳卒中専門医・頭痛専門医・認知症専門医が常勤しているクリニックとなります。一般的な眼科・脳神経外科・内科などの外来はもちろん、頭痛外来・もの忘れ外来・高血圧外来・生活習慣病外来などの専門外来も常時受け付けております。CT,MRIが完備されているため頭蓋内疾患は即日診断が可能です。眼科は白内障や眼瞼下垂、硝子体の手術を行っております。脳神経外科で手術が必要な場合は昭和大学脳神経外科、順天堂大学脳神経外科、その他ご希望の病院と提携し紹介させて頂いております。駿東郡・清水町・三島市・沼津市・長泉町・伊豆の国市・函南町・裾野市・熱海市・伊東市・伊豆市・小山町・箱根・真鶴・湯河原・小田原市などの方々から遠方の方々まで、気になることがございましたらいつでもご相談下さい。