眼科 脳神経外科
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脳疾患を知る

3-7
非薬物療法

生活習慣

日々忙しく暮らしていくうちに食べ過ぎや飲み過ぎ、運動の不足、不規則な睡眠など不規則な生活が長期続いていると様々な弊害が現れます。生活習慣病と言う言葉を耳にする機会が多いですが、生活習慣病の定義を厚生労働省のホームページで確認しますと『生活習慣が原因で起こる疾患の総称。重篤な疾患の要因となる』と記載されています。食事・運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、更に脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などはいずれも生活習慣病であるとされています。自身が気づかない間に身体を蝕み死亡に直結する病気になる事より、早い段階での予防に医療が積極的に介入すべき疾患です。

当然、食事・運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣は片頭痛の発作にも関与します。
・暴飲暴食を繰り返してしまう
・過度の飲酒をしてしまう事がある
・運動をしない
・睡眠が不規則で平日は睡眠不足・休日は過剰な睡眠
・ストレスが多い

社会生活を営む上でストレスが全くない人生を選択する事は無理ですし、逆もしかりです。その状況の中でも出来ることと言えば生活習慣の見直しです。規則正しい生活リズムを作り、適切な睡眠、適切な食事量、適切な運動量は片頭痛発作の予防にもなりますし、高血圧、高脂血症、糖尿病といった死に結びつく生活習慣病の予防にもなります。一度ご自身の生活習慣を無理ない範囲で改めていく事は頭痛発作以外にも長期的なメリットは大きいです。

睡眠

睡眠によってセロトニンという物質や他の神経伝達物質の増減が頭痛の発現や悪化に関与すると言われています。良質な規則正しい睡眠が頭痛発作の軽減につながります。

(ご自身でできる事)

仕事の日は起床時間が早く、就寝時間が遅い一方、休日は平日の穴埋めをするかのように寝過ぎる方がおられます。睡眠不足は頭痛発作の誘引になるのは想像しやすいですが、過剰な睡眠も頭痛発作を誘発します。また昼寝を繰り返す方もおられます。一部の方は昼寝で頭痛が軽減するといいますが,多くの方は昼寝は頭痛の引き金になると言われています。また昼寝は夜の良好な睡眠が失われ、早朝頭痛につながるとされます。寝たり起きたりを繰り返さず、良質な夜間の睡眠をとる事が良いようです。先の生活習慣のお話でもしたように規則正しい生活リズムを心がけましょう。

(不眠が原因の場合)

片頭痛と睡眠関連疾患とは関連が深いと言われています。不眠になる原因はいくつか考えられます。

  • ①神経症性不眠②心の病気による不眠③薬剤性不眠④身体疾患に伴う不眠

①神経症性不眠とは神経質な人が、眠らなければと焦れば焦るほどかえって眠れなくなるものです。主に寝つきが悪い入眠障害がメインとなります。②心の病気による不眠はうつ病、神経症、精神病など、様々な心の病が原因で起こる不眠です。うつ病性の不眠の特徴は、寝付きの悪さよりも中途覚醒や早朝覚醒が目立つことです。神経症性の不眠が入眠障害を主とすることとは対照的です。いずれにしても不眠は病の部分的な症状なので、基となる病の診断と治療が欠かせません。③薬剤性不眠とは飲んでいるお薬が原因で起きる不眠のことです。一度主治医の先生に確認してみるのも良いでしょう。④身体疾患に伴う不眠 お身体の病気が原因で眠れなくなる不眠です。多くの病気が原因となりますが、例えば痛みや苦しさ、痒み、咳などで寝れなくなる時は不眠の原因がはっきりしているので、ここには記載しません。ここに記載するのはご自身が不眠の原因として病気が結びついていない可能性が高そうな病気を記載します。睡眠時無呼吸症候群、下肢静止不能症候群、ナルコレプシーなど関連が高いです。この辺りは一度主治医の先生と相談してみるのが良いでしょう。睡眠障害についてはいずれ別の機会に詳しく記載します。