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片頭痛 -頭痛期・回復期-
頭痛期
片頭痛では頭痛が始まる前に頭部の不快感に気づく事が多いと言われています。その後、軽い痛みから徐々に痛みの強度が増し重度の頭痛になります。この間30分から2時間とされます。
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どこが痛むか?)
左か右半分の一側性が多いと言われていますが、全体の60%で左右両側性の痛みを訴える方もいます。最初は前頭部や側頭部、眼部周辺から痛みが生じ、その後頭頂部や後頭部に痛みが広がっていく経過をとる事が多いです。
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どんな痛みか?)
大部分の症例は拍動性で『ズキンズキンと脈打つような頭痛』や『頭の中に心臓が引っ越してきたような痛み』などと表現されます。時に『圧迫されるような頭痛』『張り裂けるような頭痛』と表現される事もあります。日常動作、咳、頭部の回転などで頭痛が増悪する事が多いです。
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持続時間は?)
4時間から72時間とされています。このうち約60%が4-24時間です。男性より女性の方が長い時間続くと言われています。
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発作頻度は?)
反復性に出現しますが、毎日現れることはないです。70%の方は月に1-2回の頻度です。
月に15回以上の発作が3ヶ月以上ある場合は慢性片頭痛と言われます。
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随伴症状は?)
頭痛のみの症状の方もいますが、一緒に別の症状が出現する方が多いです。
一番多いのは悪心です。90%近い方が悪心が一緒に現れます。50%の方は嘔吐を伴います。またいつもは気にならない程度の光が眩しく感じる光過敏が現れたり、普段は気にならない程度の音がうるさく感じたりする音過敏が現れる事が多いです。
消退期と回復期
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消退期
4時間から最大72時間の頭痛発作も徐々に消退します。睡眠によって頭痛が改善するという方は多いです。また嘔吐によって頭痛が消失するという方もおられます。特に子供では、睡眠や嘔吐が発作の終了に効果がある事が多いようです。
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回復期
片頭痛発作が終了しても、気分が優れなかったり、疲労感、食欲低下など訴える方も多くおられます。この時期を後兆期と呼ぶ事もあります。持続時間は異なりますが平均24時間ほど続くとも言われています。
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部位片側性が多いが、両側性のこともあります
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性状「ズキンズキン脈打つような」頭痛が多いですが、圧迫感の方もいます
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時間4時間から72時間
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頻度70%の方は月に1-2回
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随伴悪心、嘔吐、光・音過敏