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現在の日本の状況
現在の状況
最新の発表によると2020年9月現在、全人口の28.7%が65歳以上の高齢者という割合です。日本において認知症患者さんは年々増加しており、2025年には730万人にのぼると予測されています。「高齢者の5人に1人が認知症」という時代は、目の前に迫りつつあります。そのような状況下「認知症」は、医学のみならず介護や行政の問題から社会的に重要なテーマです。そのような差し迫った状況の中、認知症患者そしてそのご家族をサポートするシステムは医療を含め、介護、行政の現場は誰もが満足いく状況ではありません。このホームページの目的は限られた外来時間では一人一人に満足いく病状説明が困難な際に、帰宅後に読み直すことによって理解が深められたら少しでも不足した説明内容を補えるのではないかという想いで作成しています。認知症診察の問題点は認知症患者さんご本人の対応以上に、介護するご家族の対応が重要な局面が多々あります。帰宅後の知識の整理や家庭で行える介護や心構えを少しでも当ホームページから学べていける事を期待しています。