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眼科 脳神経外科
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脳疾患を知る

12-5
一次性穿刺様頭痛

特徴

前額部や眼周辺にアイスピックで刺されたような数秒の痛みが、何度も何度も襲います。しかし群発頭痛のように涙が出たり、眼が充血したり、鼻水が出たり、瞼が腫れぼったくなったりしません。純粋に刺されたような数秒の痛みが繰り返します。

 

診断基準

『一次性穿刺様頭痛』のICHD-Ⅱの診断基準では、三叉神経第一枝領域とされていましたが、今回の改定で診断基準から疼痛の部位の記載がなくなりました。

A.B–Dを満たす自発的な単回または連続して起こる穿刺様の頭部の痛みがある

B.それぞれの穿刺様の痛みは数秒まで持続する

C.穿刺様の痛みは不規則な頻度で、1日に1-多数回再発する

D.頭部自律神経症状がない

E.ほかに最適なICHD-3の診断がない

(日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会 訳:国際頭痛分類 第3版)

 

疫学

有病率は2%ほどで、女性に多い頭痛です。

 

解説

以前はアイスピック頭痛、ジャブ・ジョルト、周期性眼痛症などと呼ばれていました。ICHD-Ⅱの診断基準では、三叉神経第一枝領域(前額部ー眼部)とされていましたが、第3版では頭部の痛みという記載に変わりました。それぞれ数秒の痛みで大多数は3秒以内です。痛みの部位は固定している事が多いですが、移動する人もいます。発作頻度は様々ですが、1日に数回から何度も起こります。片頭痛または群発頭痛患者にみられることが多く、それらの症例では片頭痛や群発頭痛が起こる部位に一致して穿刺様頭痛が起こると言われています。二次性の頭痛の除外が必要なのは当然ですが、痛みの部位が一箇所に限定している場合は注意が必要です。。頭部自律神経症状がないことから、短時間持続性片側神経痛様頭痛発作と一次性穿刺様頭痛を鑑別する手立てとなります。

 

治療

インドメタシンが有効です。その他、COX-2阻害薬、ガバペチン、ニフェジピン、アセトアミノフェンの有用性が報告されています。