眼科 脳神経外科
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脳疾患を知る

5-3
infundibular dilatation

infundibular dilatationとは

近年MRI・MRAの解析度が向上し、かつ脳ドック等で脳血管スクリーニング検査の普及を伴い無症候性の血管隆起を発見する機会が増えています。動脈瘤とは異なりますが、血管の隆起のため動脈瘤のように見える血管の隆起をinfundibular dilatationと呼びます。特に内頸動脈-後交通動脈分岐部はinfundibular dilatationの好発部位であり,動脈瘤との鑑別が必要となります。

(特徴)

  • 最大径が3mm以下
  • 先端に後交通動脈を認める
  • 形が円形または円錐形で嚢状や不整形を呈さない
  • 動脈瘤としてのneckを有さない

内頸動脈-後交通動脈分岐部で説明すると、内頚動脈から後交通動脈起始部が円錐状に拡張し、その頂点より連続して後交通動脈に移行する形をとります。MRAでは本物の動脈瘤と鑑別が難しいことが多々あります。脳血管撮影時に7~25%にみられるとされています。Infundibular dilatationの剖検例において,壁は正常で破裂の危険性は極めて少ないとするものがある一方で破裂する例も存在するという報告もあり一定の見解はありません。鑑別が困難な場合は造影剤を用いた3D-CTAやカテーテル検査を行うか、半年おきにMRAでサイズが大きくならないか経過を追います。